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産業歯科医研修会
左京区天王町の歯医者 原山歯科医院 院長の原山直太です。
台風12号が本州を西に向けて横断するという珍しい進路をとった週末に、
東京都千代田区にある日本歯科医師会館で行われた第46回産業歯科医師研修会を受講してきました。
産業医は知っているけど、産業歯科医って何するの?と思われる方もおられるでしょう。
私も受講するまでよく解っていませんでした。
産業歯科(医)とは、労働者のなかでも健康に有害な業務に従事する労働者を業務上疾病から予防するため、
特定の健康障害と対象とした「特殊健康診断」の中で、特に歯科医師が行う、
「塩酸・硝酸・硫酸・亜硫酸・フッ化水素・黄リン」を扱う職場で健診をしたり、職域での口腔保健管理等を行います。
特殊健康診断は産業歯科医研修を修了した歯科医師でないとできない訳ではありませんが、学生時代にさらっと授業で触れて
そのままになっていたので、知識のアップデートも兼ねて受講してきました。
東京都千代田区の日本歯科医師会館です。初めて行きました。
厚生労働省の担当部局の課長による基調講演の後、産業衛生の分野で活躍されている歯科医師の先生や
労働衛生コンサルタントとしてご活躍の先生の講義でした。また、歯科医師会としての取り組み、企業内歯科の先生の産業歯科医としての業務だけではなく、
口腔への関心を高めることで口腔衛生の向上を図るための取り組みなど、初めて聞くことも多々あり、色々と勉強になりました。
産業医と比べて、産業歯科医は法制化された資格、職ではないので、講師を務められた先生方がそれぞれの立場で産業歯科医としての地位の向上、確立にむけ
ご尽力されていたのが印象的でした。
当院への酸等を扱う事業所様からの特殊健康診断や産業(歯科)保健に対するご依頼はいまのところありませんが、
もしご依頼があった時のためにお受けできるようこれからも勉強が必要だと感じました。
立派な証書を頂きました。