「虫歯になっても治療すればいい」とお考えの方へ

できる限り削らない・抜かないことが大切

虫歯ってどんな病気？

虫歯とは？

虫歯の原因は？

虫歯の原因は、大きく「歯質」「細菌」「糖質」の3つに分けられ、これらの条件が重なり、時間が経過することで発生します。

歯質

患者様お一人おひとりで歯質は異なり、虫歯リスクが高い方と、そうでない方とがいらっしゃいます。

歯質が弱く、虫歯リスクが高い方には、フッ素塗布などを行って歯質を強化します。

細菌

お口の中に、ミュータンス菌などの虫歯菌が多く棲んでいると、虫歯リスクが高まります。

是非、当院の定期健診で、細菌の住処である歯垢（プラーク）などの汚れをきれいにお掃除して、虫歯を予防するようにしましょう。

糖分

ミュータンス菌などの虫歯菌は、食べ物・飲み物に含まれる糖分から酸を生成します。

また、間食が多かったり、食事をだらだら食べたりすると、お口の中で虫歯になりやすい状態が続くことになります。
砂糖の少ない食べ物を選んだり、食事の時間を決めたりするなど、食習慣を見直して、虫歯を予防するようにしましょう。

当院では、虫歯になりにくい食習慣のアドバイスもさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

虫歯はどうやって進行する？

虫歯の進行は、初期の虫歯である「CO（シーオー）」と、「C1～4」の5段階に分けられます。

COの段階ならご自宅でのセルフケアで改善することが可能ですが、それ以降は、歯科医院での治療が必要となります。

歯を削るなどの治療を受けなくて済むように、当院で定期健診を受けられて、虫歯の早期発見・早期治療に努めるようにしましょう。

初期の虫歯（CO）

まだ歯に穴は開いておらず、痛みなどの自覚症状もほとんど現れません。

この段階であれば、ご自宅でのセルフケアのほか、歯科医院でのフッ素塗布など、簡単な治療で改善させることが可能です。

エナメル質の虫歯（C1）

歯の表面（エナメル質）に、小さな穴が開いた状態です。

この段階でも、痛みなどの自覚症状はほとんど現れません。

象牙質の虫歯（C2）

エナメル質の下にある、象牙質まで虫歯が進行した状態です。

この段階になると、冷たいものがしみるなどの症状が現れます。

神経まで進行した虫歯（C3）

歯の内側にある、神経（歯髄）まで虫歯が進行した状態です。

激しく痛むなどの症状が現れます。
虫歯菌によって神経が炎症を起こし、それが重度の場合には、根管治療が必要になるケースもあります。

末期の虫歯（C4）

虫歯により、歯冠部分（歯茎より上の部分）がほとんど失われた状態です。

神経が死んでしまっているため、痛みなどの症状は感じなくなりますが、放っておくと歯根（歯の根っこ部分）に膿が溜まり、激しい痛みを発生させることがあります。

この段階まで進行すると、歯を残すことは難しいため、抜歯を検討します。

当院の虫歯治療

怖くない・痛みが少ない治療を行います

削らない・抜かないことを大切に考えています

歯を削れば削るほど、寿命は短くなります。

また、詰め物（インレー）・被せ物（クラウン）を入れても、隙間から細菌が侵入するなどして、虫歯の再発（二次カリエス）のリスクが高くなります。

そのため当院では、できる限り歯を削らない・抜かない虫歯治療を大切に考えています。

虫歯になりやすい環境からの脱却をサポート

虫歯になる原因は様々ですが、当院では、患者様お一人おひとりのお口の中を詳しく確認して、虫歯リスクが高い方には、そうした環境からの脱却をサポート・アドバイスさせていただきます。

重度の虫歯にもしっかりと対応します

虫歯が進行してしまい、歯の神経まで達した場合などには、根管治療が必要となるケースもあります。

根管治療とは、根管（神経の通る細い管）内から、虫歯菌に汚染された神経などの組織を取り除き、きれいに清掃・消毒した後、薬剤を充填して再感染を防ぐ治療です。

当院では、この根管治療にも対応しています。

歯科用ルーペ（拡大鏡）で視野を拡大し、複雑に湾曲・枝分かれした根管内部を、きれいに清掃できるニッケルチタンファイルを使って、精密に処置します。

重度の虫歯でお困りの方も、お気軽にご相談ください。